やれない・できないには理由がある

組織やコミュニティ、制度の仕事をしていて思うのですが
「こういうことをやればスパッとあの問題解決してしまうんじゃない？」の感じたり、
そういう発言を聞いたりすることは多く見受けられます

しかしながら、仕事を始めて常に思うのですが、
外から見てるほど、問題の本質はシンプルではないということを、
実感することは多々あります。

それぞれの思いや、実現したい状態、通したい筋やプロセス、
これまでの経緯、心の痛みなどなどが複雑に絡み合っていることが多く見受けられます。

また同様に
「この人何でやらないのかな？」と思うことも多々あるのですが、
それまた、それでわけがあったりします。

何か引っかかっていたり、心の中で腹落ちしていなかったり、
本人の中でのイメージが具現化されていなかったり、
その理由は様々なと感じますが、
一歩を踏み出すまでの勇気というものが整っていないというのが、いつも思うことです。

組織の問題に至っては、
丁寧に聞き取りをして、それを解きほぐすような努力が必要です。
解きほぐした結果、問題を乗り越えるのにかなりの痛みが伴うことも分かることもあります。
しかし、私の場合、「問題は必ず乗り越えなければならない」とは思っていないので、
「出てきましたけど、どうしますかね。」と尋ねています。

個人の場合は、
置かれている状況を整理して、イメージを具現化していくようなお手伝いを続けていくことが私のできることと思って、寄り添うようにしています。

やれない・できないには理由があります。
ただ、 はっきりしないので周りから見ているとすごいもやもやするというところでしょうか。

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