「薔薇のない花屋」というドラマをご存知でしょうか?
2008年1月~3月の月9でした。
血のつながらない父娘と、そこに刺さりこむ女性が様々な背景が絡まり合いながら、
葛藤し、絆を深めていくストーリーなのですが、
私がこのドラマで印象的だったのが、
「自分から率先してJokerを引いて、丸く収めようとする」主人公。
そして、最終回に「あなたは幸せになっていいよ。」と咎められて、
前向きな一歩を踏み出していくところでした。
よく自己啓発ものでは、
「成功している自分をイメージして、そこにしっかりと進んでいきましょう!」
と威勢よく、モチベーションを上げていきます。
でもね。
「自分は成功してもいいんだ。幸せになってもいいんだ。」と思える自尊心の高さは、結構なもんだと思うのですよ。
様々な人を見てきましたが、
「失敗している自分」「いまいち追い風に乗れない自分」「うだつが上がらない自分」に安心している方は一定数いると感じています。
管理職セミナーなどでは、
「自分自身の成長を諦めてしまっている方に『君のためを思って』と叱咤激励しても、
響きはよろしくないので、注意しましょう」と話しています。
(「じゃ、どうすればいいんだ!」という話もありますが、どこかで。)
「うだつが上がらない自分」に安心する気持ちは、
私自身「分からんでもない」と感じています。
私自身、全体から見ると、それなりに成果を上げてきた人生ですが、
常に上には上がいて、努力しても中途半端な結果しか出ない。
その結果、ちょっと変な方向に自尊心が成長した節があって、
うまく行ってしまうとドキドキしちゃって、
うまく行かないと安心して、ワクワクしちゃうところがあります。
(ワクワクするのは、余計だと思うのですが、そういう性分。)
どこに行っても炎上トラブルを起こしてしまう人は、
この延長にあるのではないだろうかという仮説を持っています。
いるでしょう。
なぜか失敗するように仕向けたり、
なぜか個人攻撃を始めて変な空気を作っちゃったり、
なぜかイジケ始めて周りを心配させたりと、
いろいろとこじらせちゃっている人。
自分にもそういう一面を感じつつも、出過ぎないようにコントロールしているわけです。
ちょっと調べてみてたら、まとめ記事が出てきました。
意外と成立しないというか、
(理解しようとしても、感覚として入っていかないので、わからないことを知っておくくらいで。)