もとみやだいすけの備忘録

日々の格闘を記録。

「あなたがやりたいことは何ですか?」という問い

「あなたがやりたいことは何ですか?」


就職面接だけではなくて
進路選択を考えるにあたって、
いつも聞かれる質問である。

私のような独立して事業を行っていると、
事業計画を考え、金融機関などと打ち合わせする度に、
この質問が飛んでくる。

 

 


昨日、木村拓哉がラジオで「やりたいことがわからない」という
リスナーからのおはがきに答えていた。

 

 

 

彼はバッサリと、
「やりたいこと・なりたい自分を考えたことはなく、
 いまの目の前にある仕事をしっかりやる。」
と答えた。

 

 

 


私も人生を振り返ってみると、
何がやりたいかよく分からず、
大病を患ったことをコンプレックスとして捉え、
思い切った一歩を踏み出すこともできなかった。

 

 

 


生きるためには働かなきゃいけないし、
でも何をしていいのかさっぱりわからない状態でした。

 

 

人よりペーパーテストができたので、
それならばという感じで、
公務員試験受けて、国立大学に入職した。

 

 


しかし、組織の中でうまいことやって行くようなことに限界を覚え、
一人でどこまで行ってみるか挑戦する気持ちで独立したわけだ。

 

 

 

でも、「『何が』したい?」と、聞かれると、ちょっと困る。

 

 


私は特定の行動をすることを目的に生きているわけではない。

 

 

誰かのために働いて、
その人から
「本宮さんが来てくれたから助かった。」
「本宮さんが来てくれたからちょっと変われた。」
と言われることが、気持ちが上がる。

 

 

 

そこを目指して、
今の自分にできることを必死に考え、
汗をかいているわけである。

 


また、キャリアカウンセラーという仕事をするようになってつくづく思うのだが、
若い頃にやりたいことがしっかりあって、
それを目指して頑張ってきた人はごく少数で、
人よりちょっと得意なこと、やっていて苦じゃないことを職業として選び、
人生の折り返し地点に来た頃に、
「自分の人生間違ってなかったな。」と思う人がほとんどで。

 

やりたいことがあってその場にいるという人は、あまり多くない。

 

 

 

笑えない笑い話だが、
「うちの会社に入ったらやってみたいことは、何ですか」と
面接の時に聞いている人事担当者に
私が「あなたがこの会社で実現したいことは何ですか?」と質問したら、
言葉に詰まったことがあった。

 


自分にやりたいことがないのに、
他人が何がやりたいかを気にしている。
なんか不思議だ。

 

 


だからこそ、進路について相談してくる学生たちによく話すんだが、
「『何がやりたい』という問いに答えが出ないなら、
 『後悔しない人生を歩むためにはどうしたらいいか』という問いで考えてみたら、どうだろう。」と提案している。

 

 

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